ダイエットを頑張っていると、ついついカロリー計算に神経質になってしまいませんか?
「今日は〇kcalにおさえたはずなのに、なぜか体重が増えてる…」
「外食のメニューにカロリーが書いてあるけど、本当にその通りなの?」
「一生懸命、食べた量を記録しているのに、なんだか報われない…」
そんな風に悩んでいる方に、ぜひ知っておいてほしい事実があります。
それは…
栄養成分表示に記載されているカロリーなどの数値には、±20%の誤差が認められているということ。
※消費者庁「栄養成分等の分析方法等及び『誤差の許容範囲』の考え方について」資料(平成26年3月12日)
つまり、表示されている数値が完全に正しいとは限らないんです。
今日は、この「誤差がある」という前提を知ったうえで、もっと気楽に、でも効果的に続けられるカロリー管理の考え方をご紹介していきます。
栄養成分表示には「±20%の誤差」があるってどういうこと?
日本では、食品に表示されているカロリーやたんぱく質・脂質・糖質などの栄養成分表示には、一定の誤差の許容範囲が認められています。
具体的には、消費者庁の基準で、以下のようなルールが定められています。
- エネルギー(カロリー)や栄養素の表示値には±20%の誤差があっても良い
- これは「分析誤差」「個体差」「測定環境」などを考慮したうえでの制度
つまり、たとえば「500kcal」と書いてある食品でも、実際には400~600kcalの範囲におさまっていれば問題ないということです。
もちろん、企業側もできる限り正確に表示しようと努力していますが、特に加工食品や外食メニューでは個体差や調理の仕方によって変動が大きくなることもあります。
例えば、豚もも肉に含まれるたんぱく質量は20.5g、脂質量は10.2gですが
これ、すべての豚が同じたんぱく質量と脂質量だったらむしろ怖くないですか?
人間だってももの部分の筋肉量と脂肪量は人によって違いますよね。
なので、誤差が出るのは自然なこととも言えます。
完璧なカロリー計算に意味はある?誤差が前提なら「ざっくり」が正解

この誤差の存在を知ったとき、多くの人がこう思います。
「え?じゃあ今までの細かい計算って、あんまり意味なかったの?」
実はその通りかもしれません。
なぜなら、私たちが日々食べている食事には、表示されている数値通りの正確さは保証されていないからです。
しかも、家庭で調理した食事やお弁当なんかは、自分で重さや油の量を測っていない限り、誤差はもっと大きくなります。
たとえば…
- 炒め物に使った油の量がちょっと多くなった
- 鶏むね肉の皮を取り忘れた
- 記録アプリの食材選びをちょっと間違えた
こんな日常的な「あるある」が、積み重なると、表示値と実際の摂取カロリーは簡単にズレるのです。
大切なのは「だいたいの範囲で摂取カロリーをコントロールできているか」という視点です。
ストレスを減らして続けるための「ゆるカロリー管理術」
ここからは、誤差が前提のカロリー管理を無理なく続けるためのコツをいくつかご紹介します。
1. 100kcal単位で「ざっくり」把握する
完璧に1g単位で計算するのではなく、「これだいたい200kcalくらいかな?」という感覚を持つ練習をしましょう。慣れてくると、自然とバランスが取れるようになります。
2. 外食は「多めに見積もる」くらいでちょうどいい
外食の表示カロリーは、実際より少なく見えることもあるため、「書いてあるより+100kcal」と考えておくと安心。
3. 日ごとの変動ではなく、週単位・月単位で見る
体重や体調の変化は日々の変動より、週~月の流れでチェックすると気が楽になります。多少の増減は気にしすぎないのが続けるコツ。
完璧は事実上不可能でも、70~80点は上記を意識していれば可能です。
コントロールできる範囲で納得することも継続するうえで大切です。
「正確」じゃなくて「継続できる」ダイエットが成功のカギ
誤解されがちですが、ダイエットの成功には「正確なカロリー計算」よりも「続けられる生活習慣」の方が大切です。
どれだけ細かく数字を管理しても、ストレスで続かなくなってしまえば意味がありません。
実際、成功している多くの人は…
- ゆるく記録
- 体調と体重の変化を観察
- 食べすぎたら次の日で調整
…というシンプルな方法を習慣化しています。
「完璧じゃないから失敗」という考え方ではなく、
「おおまかに続けていれば、自然と成果につながる」という気持ちで取り組むことが、ストレスなく痩せるための秘訣です。
まとめ:「ズレ」は前提。だから気楽にいこう!
いかがでしたか?
- 栄養成分表示には±20%の誤差がある
- カロリー計算に完璧を求めなくてもOK
- 続けるためには“ゆるさ”と“観察”が大事
ということを、少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
食べることは、生活の楽しみの一部。
数字に追われてストレスになるよりも、自分の体と相談しながら「ちょっとずつ、心地よく」を意識してみてください。
「完璧じゃなくてもいい」という視点が、きっとあなたのダイエットをもっとラクに、続けやすくしてくれますよ!
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